書籍の流るる

日常 comments(2) - くら乃屋女将

電子書籍は

もう一般的になったのでしょうか。

 

本はどうしても

紙がいい派。

 

モニター画面の活字に

なんとなーく

胡散臭さを感じてしまい

どんな名著も

沁みてこないような気がします。

 

先日

何気なく見ていた

オークションサイトに

山本健吉氏編纂の

歳時記を見つけました。

 

歳時記など

オークションサイトとて

競るはずのない商品で

それなりのお値段で

かなりの美品が

入手できます。

 

ワタシが目に留めた歳時記は

説明によれば

持ち主様が

老後の楽しみにと

所有していたのですが

月日の流れの速さに追いつかず

読破を諦めたので

欲しい人に譲りたい

ただし経年劣化があって

相当な変色がある

とのことでした。

 

 

山本健吉氏ですよ。

 

 

柳田國男先生や

折口信夫先生の薫陶を受け

言葉の編纂には

地域に根差した生活習慣を

鑑みる視点が必要だと

説いた方です。

 

民俗学的な観点で

編まれた歳時記には

強く惹かれたので

あっさりと

落札させていただきました。

 

昭和52年改訂の文庫版。

 

年月を示す黄ばみは

相当なものでしたが

まえがきを読むだけでも

氏のことばに対する

深い愛情を感じて

良い物を入手できたと

思いました。

 

ですから

商品到着連絡と同時に

取引連絡の項に

 

多少傷んでいても

良書を手にした喜びの方が

大きいですと

お伝えしましたら

 

元持ち主様から

 

境を異にする時を

待つばかりの自分より

求めてくださって

しっかりと読んでくださる方の

もとに行った方が

本も喜んでいることでしょう

 

とご返信いただきました。

 

きっと読書家で

いらしたのだろうなと

 

蔵書もたくさん

お持ちだったのだろうなと

 

本読みが本を手放すときの

事情は様々ですが

もう自分にはこの本が

必要ないと感じたときの寂しさは

いかばかりだったでしょうか。

 

ぐすん。。。

 

大切に読みます。

 

見知らぬ人から

見知らぬ人へ。

 

こうした書物の流通は

デジタルにはない

味わいではないでしょうか。

 

 

 

 

 

大阪高島屋の包装紙で

カバーしました。

(ああ、昭和。。。)

 

新年、春、夏、秋、冬

の全五巻。

 

 

昭和52年ですから

古いっちゃ古いですがね

最新の季語は

別にいいかなって。

 

どのみち

良い歳時記を持っていても

良い俳句が詠めるとは

限りませんのよー。

 

 

←ことばの海へどぼ〜ん

 

 

 

 

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      コメント一覧

       電子書籍に切り替えた派です。なかなかのペースで本を読むのに、部屋が狭いからという理由と、電車移動の際に持ち歩きやすい(何冊ももって歩いてる状態だから)という理由と、古くなった紙をあまり触りたくない派(図書館に行ったらかなり手を洗います)だからです。

       もちろん紙派の方の気持ちもわかります。本屋さんをうろつくのも大好きです。たまたま電子書籍が自分の都合に合っていたのです。

      • ねんねこ商会さん
      • 2020/02/20 2:28 PM

      ♪コメントありがとうございます♪

      <ねんねこ商会さま>
      我が姉も電子書籍派です。
      画面の活字が目に馴染んでくれたら
      きっと電子書籍は勝手がいいように思います。
      黄色い紙をめくるスリル、
      リスクにしちゃあいけませんね。

      • くら乃屋女将さん
      • 2020/02/21 1:19 PM
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