からす

日常 comments(0) - くら乃屋女将
からすって、あのカラス?黒い羽根の、カアカアと鳴く?

遠野の銘菓といえば「あけがらす」ですがね。

そのいずれにも非ず。
ワタシの悲しい性を嘆きたいのです。


ワタシは、からすのです。
植物を枯らす名人なのです。

お世話になっている美容院では
店内の至る所に見事に観葉植物が茂り
生き生きとした緑が
お客さんたちの目を楽しませているのです。

自慢じゃないけれどもカラス名人、
思わず「いいなぁー」とつぶやきましたら
店主さんが株分けくださいました。

ええ、もう、さっそく言われたように
水に入れて、根をしっかりさせたところで植え替えて

植え替えて



植え替えたのにぃ…

なんでなんだよう。
なんですっかりしおれてるんだよう。

サメザメサメザメサメザメサメザメサメザメサメザメサメザメサメザメ。。。




くら乃屋のラウンジには
観葉植物が似合うはずなのに
一鉢も置いていない事情はこういうことでした。

今日は窓辺の七福神さんたちを
ちょっと演出してアパート風にアレンジ。




ちっともかわいく写らない。
このレノ坊、写真の細工が不得手のようで
ちょっとした修正がききませぬ。

いっそ影絵にするか。



レノ坊はね、「くら乃屋」の変換さえ覚えてくれませんの。


色々様々なものに
こんにゃろー的な思いが募りましたら
妙な物語が突然始まるかもしれませぬ。

その時には寛大なお心でおつきあいくださいませね。



カラス、なぜなくの
カラスは なにもかも
鉢物枯らすの
みごとなまでに



←ポトスや〜い、生き延びてけろ〜



 

ほんの洟垂れ

遠野の人 comments(0) - くら乃屋女将
新年度を迎え、
四月、五月は各団体・協会の総会のアラシ。
決算並びに新年度予算の承認、役員改選などを行います。

昨日、最後の総会に参加。
でもってお決まりの懇親会、
さらにもれなくの二次会。

宿泊業者ばかりではない協会ですから
必ずしも早起きなわけではない皆様、
やたら元気。

これまで欠席続きで
不義理を重ねていたこともあって
二次会もお勤め、と思ったんですが
やはり朝四時起きの身としては、やや辛い。

二次会会場にて15,6名の皆様の
カラオケが二順してさらに三順目に入ったころ
ワタシの頭の中では
まだ帰らないの〜、お開きは何時なの〜、眠いんですけど〜
の文字がテロップとなってぐるぐると回り始めておりました。

焼酎の水割りにも手が伸びず、
これが幼稚園生だったら泣いてグズれるのになぁ
と詮無いことを思っていると、
颯爽とマイクを持って立ち上がるご婦人が1名。

おお、あれは…!
市内の民宿の大女将、
齢80を超えておられるのに
この時間(午後10時過ぎ)に、この美声!

3曲目を朗々と歌い上げて拍手喝采。

なんてこった。

これが遠野の標準値なのか。

だいたい皆さん、歌ウマすぎ。
どーしてお饅頭屋のご主人が演歌歌手並みなんですか。

遠野の底力を垣間見て
空恐ろしくも感じた夜。

体力気力とも足元に及ばず、
まだまだ修業の足りなさを実感いたしました。

果たしてこの遠野で生き残れるのか、
僅かな自信が揺らいだ週末のスナックでありました。




帰宅してすぐに気絶…
かと思いきや、うまく寝つけず
今朝からボーっとしております。

いついかなる時でも確実に寝る猫もまた
偉大ですな。


←ぼおぉーーー。。。

 

ここは天空…?

思えば遠くへ来たもんだ comments(3) - くら乃屋女将
なんやかやで、ごったごた。

手抜き更新でごめんなさいまし。

久しぶりにラウンジの窓拭きをしていて気が付きました。

これは………、どこかで見たような……、



ロボット兵?

でもここは天空じゃないよ、光興寺だよ。
飛行石もないよ。

ロボット兵、花畑を守っていましたっけねえ。



百花繚乱。






昨年は麦畑だった場所が、田んぼになっていました。
麦秋、見損ねたー。。。

麦畑をゆっくりと歩くロボット兵を夢想する午後。
…疲れとるかも。

誰も見ていないのをいいことに
プロパンに向かって「バルス!」と言ってみた。

何も起こらなかった。


←あったりめーだ



 

初ホトトギス

思えば遠くへ来たもんだ comments(2) - くら乃屋女将
裏の森の辺りから聞こえてくる
つっかえるようなキュキョキョキュ。
そう、ホトトギス!

小学生のころから
その名は知っておりましたが
ワタシはホトトギスを
虫だと思っておりましたの。

「ほととぎす 鳴きつる方をながむれば…」

これだけでなぜ虫と連想したのか、

「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに…」

のせいだと思います。

ずぅーっと後になって
ホトトギスが鳥と分かって、
遠野に来て初めて本物の鳴き声を聞いて
以来、この時期の初鳴きを楽しみにするようになりました。

時は初夏、
目に麗しい花ばかりでなく、
舌鼓が嬉しくもある季節ですから

「目に青葉 山ホトトギス ○○○」
の○○○に、さて何を入れましょうか。

新じゃがいも
新玉ねぎ
さくらんぼ
新茶の湯
山つつじ
花菖蒲

今日はこんな花にも出会いました。

 

クレマチス♪(ですよね?)

エゾハルゼミの声もちらほらと。
水鏡の田んぼからは
カエルたちの大合唱。

命、寿ぐ。

げろげおげごえごぎーぎーぎげろきききごお。。。
入眠には最高のBGMですぞ。


← 月が田んぼに写ルンですー♪


<余談>
法律的には何の問題もない、
という詭弁をのたまって
カエルの面にナントカな知事さん。
だーったら、アンタ、
脱法ドラッグも全く問題ないんですね。
取り締まりは必要ないんですね。
第三者の厳しい目なんかいりませんよ、
違法でないなら何してもいいという理屈で生きているならば。
セコイ爺ぃになったもんだぜ。

 

御三家といえば

遠野のおいしい comments(2) - くら乃屋女将
御三家と聞いて思い浮かべるものが何か、
世代によって違いましょうね。

徳川の大名としましたら
アナタはきっと歴女ですな。

舟木〜とか橋〜としたらば
夏ばっぱ(なつかしー)世代でしょうか。

ひろみ、ヒデキ、ゴローというアナタは
おお、同世代♪

近頃ではネット動画の御三家もあるとか。

そんなこんなで、
人にしか当てはまらないと思っていた「御三家」
山菜にもあったんですよ。
ご存知でした?

私の一番の好物、シドケは
山菜御三家の一つでありました。

今年、いただいた中で
アイコ、カデナという初対面の山菜がありまして
これがシドケと併せた御三家なんだそうですよ。

ほぉ〜〜〜。

んで、写真も撮らずにいただいちゃいました。



心の目でご覧ください。
アイコとカデナ。。。
きれいですね、アイコとカデナ。。。



どれもアクのない、独特の香りが立つ
草系の山菜でした。
和えてもヨシ、シンプルにお浸しでもヨシ、
んんんんんまいっっ!!!

この御三家を徳川で例えれば
シドケが紀州
アイコが尾張
カデナが水戸
って、余計にわからんのぅ。。。


あ、もひとつ、初対面山菜@2016がありました。




木の芽系の山菜。
ちょっとタラの芽に似ているのですが
これはハリギリというそうです。

これを天ぷらで。
んまーーーーーい!

柔らかくて、ほのかな香りが上品です。

この時期、毎晩のように天ぷらを食すこともあり
体重計が怖い。
すっごく怖い。
噛まれるんじゃないかというほど怖い。

噛まれたら困るから、秋まで乗らぬこととしよう。


←アナタの御三家は?




 

やや廃人。。。

雑談 comments(0) - くら乃屋女将
昨日は更新日でしたのに
記事を書くことができませんでした。
おとないくださった方には、申し訳ございませんでした。

昨日はしょーこー会の定例総会で、
もちろんもれなく懇親会付きで
オマケの二次会三次会。。。

あんな風にならないように
和服で出かけたのに。。。

台無し。

ハイ。。。。
現在、役立たず状態デス。。。

明日、ちゃんと記事更新します。



おまへのことを,どうこう言えなくなってまった。。。




←今日は禁酒!(午後6時まで)

象さん、ありがとう

番外 comments(4) - くら乃屋女将
「こんにちは象さん、はじめまして。
ワタシ、あなたをずっと探していたのよ。
お会いできて嬉しいわ」

「こんな年寄りに会いに来てくれたなんて
こちらこそ嬉しいですよ」

「あなたは筆箱とか物置を踏んだ象さんよね?」

「ほう、そんな古いことをご存知ですか。
いかにも、ワタシが筆箱を踏んだ象です。
でも物置には乗っていません。
何かお間違えのようですね」

「あら、失礼しました。
でもやっぱりあなたがワタシの探していた象さんだわ。
あのね象さん、
初対面でいきなりお願いごとをするなんて
失礼だとは思うのだけれど、
聞いてくれるかしら」

「さて、聞くだけになるかもしれませんが
それでよろしければ伺いますよ」

「実はね、このPCを踏んでほしいの。
壊れていいのよ、ううん、むしろ壊してほしいの」

「この機械を、ですか」

「そうよ、簡単でしょ?」

「これは…いけませんね。
申し訳ないけれど、私にはできません」

「えぇ…。どうしてできないの?」

「これはもう単なる機械ではありませんから。
この機械は、ずっとあなたが使っていたものですね。
これは既に帯びてしまっていますから
私は踏むことができません」

「帯びてしまっているって
どういうことかしら」

「この機械は、あなたの好みを知り
あなたが使いやすいように、考え行動してきたことで
人的になっているのですよ。
それを<帯びている>というのです。
人になったわけではなく、人のコピーでもなく、
人を帯びているんです」

「そんなことがあるの…。
でも、帯びてしまった機械は
どうして踏めないの?」

「機械なら踏みましょう。
でも帯びた機械はできません。
悲しみを知ったものは、機械ではありませんからね。
私は檻の中で過ごすようになって
もう数十年です。
この檻の中では、浄化ができません。
自然の中にいれば森や月の光や朝露で
自分の業を洗えますが
ここではできません。
悲しみを知ったものは、すべてが命です。
他者の命を絶てば、業になります。
それでなくとも足元がよく見えない私ですから
知らずに絶ってしまった命は数知れません。
ですから、洗えない業と知りながら
それを背負いたくはないんです。
お分かりいただけますか」

「そう…。残念だけど
無理強いすることはできないものね。
わかりました。
トウシ婆には申し訳ないけれど
このまま帰ります。
いろいろと教えてくれてありがとう。
象さん、元気でいてね」

「分かってくれて、ありがとうございます。
命の危険のない檻に、せっかくいるんですから
精一杯、長生きするつもりですよ。
あなたも、どうぞお元気で」

こうして象には踏んでもらえずに
トウシ婆とワタシは戻りました。

今、トウシ婆は自ら貯めていたバッテリーで
かろうじて目を開けていますが
やがてそれもできなくなるはずです。

データを取り出されてから
残されたわずかな記憶とともに
ぼんやりとした表情で
袖机の上にいます。

それでもわずかに微笑んでいるような気がするのは
このPCがワタシという人格を帯びたと、
聞かされたせいかもしれません。

残りわずかなバッテリーが切れて
トウシ婆が眠りについたら
もっと静かなところに置いてあげようと思います。

トウシ婆、今年も田んぼに水が入ったよ。
水鏡が、とてもきれいだよ。





←この記事は隅から隅までフィクションです


 

きつねのマルシェ

遠野のイベント comments(2) - くら乃屋女将
連休中も、朝は冷えたので
ストーブは活躍しておりました。

リンゴの花が満開になり
遅霜の恐れもなくなる時期になりましたから
ストーブも今期の仕事を終了しました。

なんだか、仕事納めの会でもしてあげたいくらいです。

田んぼに水が入り、早々に植えられた苗を見ておりますと
躍動の始まりを感じ
わくわくした気分になります。




さて先日お知らせしました
「五日市マルシェ きつねの関所」、
行ってまいりました。


もうね、爆買いしちゃいましたよ(笑)。
夢のセリフ「これ、ぜんぶいただくわ」
平気で言えました。
1個百円の商品限定ですが。
あははー。

会場は民宿「大森家」さん。
お宿を開放して、参加者がご自慢の一品を販売しました。



立派な民家です。

この中で、女子神楽も披露されました。
神楽の舞、素晴らしかったです。
それにも劣らぬほど素晴らしかったのは
この少女。


左の、赤いシャツの子です。
食い入るように、しかも邪魔にならぬように
神楽を見つめておりました。

聞けば既に神楽舞を習っているのだとか。
そして本番の舞台にまだ立てぬことを
涙を流して悔しがるのだそうな。

この子は遠野の宝であります。
いずれ舞台に立つ日が来たら、
最前列で見届けたいと存じます。

終われたストーブの上に
この日の戦利品を。


ベビーリーフ。
食用ですとも。




そしてかわいい苔玉。
植えられた植物がなんという名だったか
まっっっったく思い出せぬので
新たに名をつけようと思います。

さあ、「センちゃん」一緒に夏を迎えようね。


←線のような枝だから〜。。。


 

強肉弱食

生き物たち comments(0) - くら乃屋女将
花が咲き草が芽吹けば
生きとし生けるものすべてが活動時期に入ります。

既にぼうぼうと生えてきた草に立ち向かうには
ニンゲンはそれ用の衣服に身を包み
首に手拭いを巻き
手袋をし
作業ズボンの裾で長靴の口を覆います。

ニンゲンは装備をすればそれなりに防げますが
猫はそうはいきませぬ。
着せられないので薬に頼ります。

毎年、この時期になると
黒真珠かと見まごうほどに成長したダニを
耳の付け根あたりにくっつけておりましたクロコ、
彼には触れることができませんでしたから
薬剤滴下が叶いませんでした。

ですが!
今年のクロコは!
触れるんですのよ〜♪

うまうまとご飯を食べている間なら
頭といわず首といわず
撫でることができるようになりました。
うう…ここに至るまでに3年を費やしました。



ちゅ〜るタイムに、滴下完了!
これで目の縁とか口の脇とかに
パンパンに膨らんだダニを見ずに済むわ〜♪

と思っていましたらば、
また別の案件が発生しました。

未去勢のクロコ、去勢済みのしろうさんに
やっつけられちゃうんです〜。。。

去勢直後はしろうさんもキャーキャー言って
クロコから逃げてたんですけれども
どうやらアイツ喧嘩が弱いようだと踏んだらしく
ごはんを食べて悠然と立ち去ろうとするクロコの後ろから
飛び掛かったんです!

取っ組み合って噛まれたのはクロコ。

鼻息も荒く追っ払ってやったぜと得意顔のしろうさん、
以来、家の周りを毎日パトロールして
東シナ海の巡視艇みたいです。


表も裏も俺んちにゃ。

もうすぐ2回目の滴下をせにゃならんのに〜。

ここまで弱いデカ猫をワタシは知らない。
シャーっと威嚇もしないから
やられ放題。

もしかしてクロコ、
めちゃくちゃお人好し猫なのじゃなかろうか。。。


← 不憫である。。。

 

きつねの関所でマルシェ開催

遠野のイベント comments(0) - くら乃屋女将
洗濯機の設置とか畳の表替えとか、
さらにはパソコンの代替わりとか、
今年の初めからお商売が順調だったのをいいことに
やりすぎてしまったかもしれないと悔やむ今日この頃。

なぜって、
5月になると次々に来る納税書、
自動車税とか固定資産税とか
結構まとまった金額が必要で
しかも第1期の納期が5月末。。。

うげ、
やーばーいー。

ワタシに深い反省を促すかのように
このところ予約が入りませぬ。

どどどどおしよー。

またしても言霊様が
ワタシのブログ記事を読んだとしか思えません。
「ヒマならヒマでいいの」などと
ヌカしたワタシにお仕置きですね。

ああー、ごめんなさいー。。。

と狼狽しているときに
ふと出会ってしまったオーラソーマ
遠野でカラーセラピーを始めたSちゃんの
練習台になったことが何度かあったので
ちょっと試してみましたら
まあ、なんということでしょー、
狼狽の根底にあるワタシの心の汚泥を
見事指摘されました。

「過去のパターンから抜け出しなさい」
「淀んでいるようでいても、それも流れの一つです」
Sちゃんのセラピーを経ていたからこそ
響くこれらのメッセージ。

ずしーん。。。

Sちゃんのカラーセラピーは
オーラソーマよりボトルの数も少なくて
シンプルです。
だからといって精度が落ちることはありません。
ただ、幅を持たせた言葉が多いので
受ける人の状況,心理状態によって
響き方が変わることから
その人の今を読み解く端緒になるわけです。



ねー、きれいでしょう? カラーボトル♪
この色を見ているだけでも憩ってしまう〜♪

Sちゃんのカラーセラピー、
実は今度の日曜日のイベント
「五日市マルシェ きつねの関所」
で受けることができますよ。



五日市は地名。
その昔、市が立つほどににぎやかだった場所。

その近くに「きつねの関所」があったという
遠野に伝わる昔話があります。

ワタシの中では既に「きつねのマルシェ」になってます。
あはは。
有志が集まっての一日限りのイベントですが
楽しそうです。



← カフェもあるですよ♪
 
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