超人は隣りにいた
遠野の人 | comments(0) | - | くら乃屋女将 |
BSでたまに見かける「グレートレース」。
とんでもない過酷なコースでとんでもない距離を
走ったり登ったり泳いだりして
とんでもなく遥か遠くのゴールを目指すレースの
ドキュメント番組です。
何故そんなレースに出るのか、
苦しみながら何を考えるのか、
ゴールとはそれほど素晴らしいものなのか、
番組を見ながら未知の境地に思いを馳せていました。
フルマラソンを走りぬくことさえ
ワタシには超人です。
ところが、
そんな過酷なレースに出る超人が
遠野にいたんですねぇ。
日頃から色々なロードレースに出ておられるのは知っていましたが
岩手で開催される、知る人には超有名な
知らない人には全くの初耳な
銀河100キロマラソンに挑戦した方に
お話を伺う機を得ました。
こんなレースにどれほどの参加者がいるのだろうと
お尋ねすると、あーた、これがまた、もお。。。。
出走者一覧、男子の部、これが3ページにわたります。
げええええ!どんだけえええ!
実は国内で100キロマラソンを開催するのは
そう簡単なことではないのです。
機会が少ないんですね。
なので、すげー数の人たちがエントリーなさいます。
北上運動公園からスタートして、雫石まで。
普通にドライブしたって結構な距離です。
そ、れ、をー、走るんですよー。
信じられます?
この日にお話くださった方は
途中60キロ地点でタイムアウトとなり
完走できなかったそうですが、
60キロ地点まで走ったんですのね、雨の中。
普通にビールを飲むあなたが、
遠野の人らしくダジャレを言うあなたが、
60キロを、走った。。。
想像を絶する世界です。
でもね、1000キロ挑戦なさってからは
ご自分の中の尺が変わったらしいです。
走り込み50キロもやった、
から
走り込み50キロしかしてねぇ
になったそうですよ。
泣かせるコピーじゃありませんか。
ご無事で戻られて、よかったよかった。
そして3杯目のビールを片手に
次はこうしてこういう作戦でいくんだ
と熱く語っておられまして
完走を目指しまくる覚悟のようでした。
プログラムには
過去に5回以上完走なさって
「マイゼッケン」として
固定の番号のゼッケンをもらった方のリストもありました。
すげーいっぱいいました。
どんだけ走ったら満足なさるんでしょう。。。