移住9年目に
思えば遠くへ来たもんだ | comments(0) | - | くら乃屋女将 |
移住当初には、
外の視線で色々なご意見をお聞かせください
なーんて言っていただきますけれど
お言葉通りに反応していると
それが実は本音ではないことがわかります。
というか、意見を申し上げると
キチンとお聞きくださいますが
聞いてくださるだけで終わりでした。
まぁ、移住初心者ですし、
そんなもんかな、と思っていました。
んが、
移住して数年後、
定着感が出て来てなおご意見を申し上げると
今度はそれがクレームに聞こえてしまう
という事態になりました。
こうした傾向は、当県に限らず
どこの地方でも似たような状況だそうです。
そんなこんなが見えてきた9年目。
「発信」したり「巻き込ん」だり
「コラボ」したり「起爆剤」だったりが
耳に障るようになってしまい、
少々、いえ、多少、否、少なからず
なんだかなぁーと後ろ向きになりつつありました。
で、も。
昨年から今年にかけて
20代、30代の新規移住者とお会いする機会を得て
俄然オバチャンは奮起いたしました。
これから彼らもまた同じような状況に陥った時
徒労感に苛まれることでしょう。
だから、その時、彼らに
ささやかな道しるべを残せるように
できることをやっておかなくてはなりません。
腎不全が進行中のフロント係。
残された時間が短くても
その時間が満ち足りたものとなるように
精一杯過ごそうね。
時間は無限大ではないことを知る者として
出し惜しみをしている場合ではないのだわ。
ラウンジがシンとする季節、
胸に燃えるもの熱くあり。